鬼の棲む地獄の谷
日和山の噴火活動によりできた爆裂火口跡。直径は約450m、面積は約11ha。谷に沿って数多くの湧出口や噴気孔があり、泡を立てて煮えたぎる風景が「鬼の棲む地獄」の由来となりました。また、ここから多種類の温泉が毎分3,000ℓも湧き出しており、温泉街のホテルや旅館に給湯されております。
<段差について> 駐車場から地獄谷へは緩やかな上り坂が数メートル続きますが車椅子も可能です。地獄谷には車椅子用のスロープ(勾配最大8%)を設置しております。
<時間について> 地獄谷展望台の照明は午後11時頃まで点灯しています。施錠はしませんが、地獄谷ご覧になるのでしたら日没までの観覧をオススメします。
温泉がわき出る沼
クッタラ火山の爆裂火口跡にできたひょうたん型の沼で周囲約1km、世界的にも珍しい大規模なお湯の沼です。沼底では約130℃の硫黄泉が激しく噴出し、表面温度でも約40~50℃ある。昔は底に堆積する硫黄を採取していました。
温泉が流れる川での足湯
大湯沼川探勝歩道に位置する大正地獄のすぐ近くに、大湯沼から溢れ出した温泉で天然足湯を楽しむ事ができます。自然の中で森林浴をしながら、散策の疲れを癒すことができます。
登別温泉のパワースポット
地獄谷から流れる温泉の川沿いから噴き出す、間欠泉を活用した公園。約3時間の間隔で迫力ある音・湯気とともに、勢いよく噴き出す間欠泉を体感することができます。 また、2013年8月湯の守り神である「湯鬼神」と「9」の泉種に準えて、「9本の金棒」(商売繁盛、学業成就、無病息災、金運上昇、立身出世、良縁成就、子孫繁栄、家庭円満、大願成就)が設置されております。
登別の春を彩る
5月中旬、登別温泉を訪れる人々を約2,000本の桜並木が優しく迎えてくれます。この桜は地元の人々が丹精こめて植えたもので、登別温泉やカルルス温泉へ向かう道を「桜のトンネル」で覆います。
幻想と神秘の路
揺らめく灯りに照らされた「鬼火の路」が、皆様を地獄谷へと誘います。立ち上る白煙と山肌をかすかに照らす路の先には、幻想的な地獄谷の爆裂火口跡。暗闇だけにみせる荒々しい姿は、まさに現世とは思えないほど大自然の驚異を剥きだします。
地獄の谷の鬼花火
幸せを願い、人々の厄を持ち去りしために、打ち上げる―。鬼花火伝説の語り継がれる地獄谷に棲む「湯鬼神(ゆきじん)」たちが、噴火のごとく迫力たっぷりの鬼花火を夜空に放ちます。
「第24回ふるさとイベント大賞」では、道内で初の内閣総理大臣賞を受賞しました。
登別最大のイベント
8月の最終土・日曜日、年に一度「地獄の釜のふた」が開き、閻魔大王が赤鬼と青鬼を従えて温泉街に現れる。重さ1トンにもなる「鬼みこし」や、「閻魔大王カラクリ山車」を中心とした「地獄大行列」、さらには「鬼踊り大群舞」など、鬼たちが賑やかに登場する迫力満点のお祭りです。
冬の一大イベント
厳寒の冬、豊富な湯量と多彩な泉質を誇る「湯」への感謝と、湯が尽きることのないよう繁栄と無病息災への祈りを込めた祭りです。 中でも4日には下帯姿の若者たちが、激しくお湯を掛け合う「源泉湯かけ合戦」や「道祖神裸ねりこみ」は勇壮で、イベント会場は熱気の渦に巻き込まれます。
閻魔大王からくり山車
平成5年、第30回登別地獄まつりの記念事業として作成した「閻魔大王からくり山車」が安置されています。地獄まつり以外は、閻魔堂の中でからくりを上演しています。
令和3年2月にソーシャルディスタンスの呼びかけや閻魔大王の衣装、閻魔堂の屋根や内装をリニューアルしました。